2012年5月31日木曜日

Documento Sin Título


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パラグアイ内政・外交(2008年5月~6月)

 

1.内政

(1)大統領選挙関連

●5月23日、選挙最高裁判所は、4月20日に実施された総選挙の公式結果を発表。

☆大統領・副大統領(主要候補のみ)   投票率:65.48%

 

(大統領候補)   (副大統領候補)

(得票数)

(得票率)

1位

フェルナンド・ルゴ -フェデリコ・フランコ
<変革のための愛国同盟>

766,502票

 

40.89%

2位

ブランカ・オベラル-カルロス・サンタクルス
<コロラド党>

573,995票

 

30.62%

3位

リノ・オビエド    -ニコラス・ルトルド
<倫理市民連合党>

411,034票

 

21.93%

4位

ペドロ・ファドゥル -ロナルド・ディッツェ
<愛国党>

44,060票

2.35%

 

☆上院議員(45議席)

 

(獲得議席数)

(現在の議席数)

コロラド党   

15

18

リベラル党   

14

12

UNACE

愛国党     

連帯党   

TEKOJOJA運動   

進歩民主党    

国民会合党    

☆下院議員(80議席)

 


どのように多くの5つ星の将軍であった

(獲得議席数)

(現在の議席数)

コロラド党   

30

43

リベラル党   

27

21

UNACE

15

愛国党     

連帯党   

進歩民主党 

TEKOJOJA運動   

変革のための愛国同盟

ボケロン民主同盟(注)

無所属

        (注:ボケロン県のみにおけるリベラル党及び愛国党の同盟)

☆県知事(17県)

 

(当選者数)

(現在の知事数)

コロラド党 

12

リベラル党

ボケロン民主同盟

 

☆メルコスール議員(注:選挙で選出するのは今回が初)

(獲得議席数)

コロラド党   

リベラル党   

UNACE

愛国党     

TEKOJOJA運動   

 

(2)大統領辞任発言問題


ここで、iは、有権者のregestrationフォームを入手できます。

●5月22日、ドゥアルテ大統領は、「6月23日に自分は大統領職を辞任する。7月1日に上院議員として就任するつもりだ」と発言。これに対し、同23日、愛国党及び連帯党は、「ド」大統領の上院議員就任を承認しない意向である旨公表。

●6月10日、ラミレス外相は、「全ての南米諸国は、パラグアイの民主主義強化を支援しているとともに、ドゥアルテ大統領の上院議員就任を支持している」と発言。

●6月23日、ドゥアルテ大統領は国会を訪れ、サギエル上院議長(国会議長)に辞表を提出。右を受け、サギエル議長は、24日午前10時に審議を行うべく、上下両院を招集。

●6月24日、臨時国会が召集されたが、上院が定足数を満たしていないことから、審議が行われることなく閉会。

●6月26日、ドゥアルテ大統領の辞職に係る国会審議が実施される予定であったが、結局召集されず。

●6月30日、新上下両院議員の宣誓式。上院では、ドゥアルテ大統領は宣誓式には出席しなかったことに伴い、コロラド党上院議員候補者リスト第16位を占めていたホルヘ・アントニオ・セスペデス・コルマン元サンペドロ県知事が繰り上がり、宣誓。また、上院議員に当選しているフィリソラ次期内相(進歩民主党)も、憲法237条(公職兼任禁止)に従い、宣誓せず、同党のアルベルト・グリリョン氏が繰り上がって宣誓。

 

 

(3)上下両院議長及び副議長選出

●6月30日、新上下両院議員の宣誓後、上下両院の議長及び副議長を選出する投票が行われ、以下の通り選出された。

(1)上院

●議長:エンリケ・ゴンサレス・キンタナ(UNACE)
●第一副議長:オスカル・デニス(リベラル党)
●第二副議長:シクスト・ペレイラ(Tekojoja運動)

(2)下院

●議長:エンリケ・サリン・ブサルキス・カセレス(リベラル党、リャノ前リベラル党総裁派)
●第一副議長:マリオ・ワルベルト・ソト・エスティガリビア(コロラド党、ドゥアルテ大統領派)
●第二副議長:セサル・アリエル・オビエド・ベルドゥン(UNACE、オビエド元将軍の息子)

 

(4)閣僚の交代

●5月2日、バレット蔵相は、個人的な事情を理由に辞表を提出。大蔵次官を務めてきたミゲル・ゴメス氏が、蔵相代理を務める。

●5月29日、フェレイラ社会保険庁長官が辞任。後任にはカルロス・ウィーンス氏が就任。

●6月23日、ゴンサレス公共事業通信相は、同大臣職を辞任する旨発表。

●同日、アルデレテ・コロラド党総裁代行は、ドゥアルテ大統領が辞表を提出したことを受け、同大統領に同党総裁の座を明け渡す意向を示し、総裁代行を辞任する旨発表。

 

(5)ドゥアルテ現政権の5年間の施政に関する報告会

●5月20日、大統領府にて、ドゥアルテ現政権の5年間の施政に関する報告会開催。現政権発足時にあらゆるマイナス要素を抱えていた当国の状況に対応するため、様々な改革を推進し、行政・税制改革に関する法律の制定、年平均4.3%の経済成長率の達成、4年連続の黒字達成などを強調。

 

(6)新閣僚の発表

●6月13日、ルゴ次期大統領は、8月15日に発足する新政権の閣僚(一部)を発表。

・外務大臣:ミルダ・リバロラ(Milda Rivarola) (※7月に外相職辞退を表明)
・大蔵大臣:ディオニシオ・ボルダ(Dionisio Borda)
・内務大臣:ラファエル・フィリソラ(Rafael Filizzola)
・国防大臣:ルイス・バレイロ・スパイニ(Luis Bareiro Spaini)
・商工大臣:マルティン・ヘイセケ(Martin Heisecke)
・司法労働大臣:ブラス・リャノ(Blas Llano)
・厚生大臣:エスペランサ・マルティネス(Esperanza Martinez)
・農牧大臣:カンディド・ベラ・ベハラノ(Candido Vera Bejarano)
・公共事業通信大臣:エフライン・アレグレ(Efrain Alegre)
・社会政策庁長官:パウリノ・カセレス(Paulino Caceres)
・大統領府官房長官:ミゲル・アンヘル・ロペス・ペリト(Miguel Angel Lopez Perito)


ヒラリー·クリントンが大統領になるチャンスは何ですか

●6月23日、ロペス次期大統領府官房長官は、ルゴ次期大統領が次期教育文化大臣を指名した旨発表。

・教育文化大臣:オラシオ・ガレアノ・ペロネ(Horacio Galeano Perrone)

 

(7)世論調査

●6月15日付当地ラ・ナシオン紙は、ルゴ次期大統領に関する世論調査の結果を掲載。

・ルゴ次期大統領に対する印象   

希望        :61%
信頼感      :26%
何とも言えない :10%
恐怖       : 2%

(2)ルゴ次期大統領の政権運営はどうなると思うか。

良い     :45.0%
非常に良い :32.5%
普通     : 5.5%
悪い     : 3.4%
非常に悪い : 1.2%
無回答    :12.4%

(5)ルゴ次期大統領政権が改善すべき優先課題。

雇用改善        :23.3%
汚職撲滅        :19.2%
犯罪撲滅        :18.8%
貧困改善        :11.8%
経済発展        : 8.2%
イタイプ条約再交渉  : 5.6%
土地不法侵入問題  : 3.9%
海外への出稼ぎ問題 : 2.9%

 

2.外交

(1)アルゼンチン

●5月30日、ドゥアルテ大統領はアルゼンチンを訪問し、アルゼンチン大統領府にてフェルナンデス大統領と会談し、5年間のドゥアルテ政権における二国間関係につき協議。

●6月2日、ドゥアルテ大統領はアルゼンチンから帰国したが、フェルナンデス大統領及びキルチネル元大統領との会談に関しては言及せず。

●6月27日、ゴメス蔵相代行は、アルゼンチンにて、南米銀行の構成等に関する協議会に出席。

●6月30日、ドゥアルテ大統領は、第35回メルコスール共同市場審議会(CMC)及び首脳会合の晩餐会に出席のためアルゼンチンに出発、同日中に帰国。

 

(2)ブラジル

●6月11日、ルーラ・ブラジル大統領が、大統領任期終了を控えるドゥアルテ大統領をブラジル大統領公邸での食事会に招待。

●6月16日、ルゴ次期大統領は、イタイプ条約見直しに際し第三国の専門家の派遣を要請する意向を示した。

●6月24日、バルター駐パラグアイ・ブラジル大使は、ミルダ・リバロラ次期外相との会談時、ルーラ大統領は、イタイプに関する協議を進めるために専門家の派遣を検討している旨明らかにした。

 

(3)ベネズエラ

●6月17日~18日、ルゴ次期大統領がベネズエラを訪問し、チャベス・ベネズエラ大統領と大統領官邸にて会談。20日、チャベス大統領は、ルゴ次期大統領に対し、パラグアイが石油不足に陥ることは無い旨発言。

 

(4)ウルグアイ

●5月7日、フェルナンデス・ウルグアイ外相は当国を訪問し、大統領府にて、ドゥアルテ大統領、ラミレス外相と会談し、メルコスール加盟国間における域内格差問題について協議。

●5月22日、ルゴ次期大統領はウルグアイを訪問し、バスケス・ウルグアイ大統領と大統領官邸にて会談。ルゴ次期大統領は、ベネズエラのメルコスール加盟を支援する旨、ブラジルとパラグアイの議会において右加盟に関する審議が進んでいない現状を憂慮する旨発言。また両首脳は、ヤシレタ水力発電所の電力をウルグアイへ売電するための協定締結の可能性につき協議。

 

(5)ボリビア

●6月14日~15日、ドゥアルテ大統領及びルゴ次期大統領がボリビアを訪問、ボリビアにてチャコ戦争終結73周年記念式典に参加。ルゴ次期大統領はモラレス大統領と会談し、モラレス大統領はラテンアメリカ統合に奮闘して欲しい旨発言。

 

(6)エクアドル

●6月15日~17日、ルゴ次期大統領はエクアドルを訪問し、コレア大統領と会談。

 

(7)ホンジュラス


●6月17日、パラグアイとホンジュラスは、逃亡犯罪人引渡し条約を締結。

 

(8)韓国

●6月1日~5日、ルゴ次期大統領は韓国を訪問。大統領府にて李明博大統領と会談を行い、二国間関係の更なる強化及び韓国の対パラグアイ経済協力の拡大について合意。このほか、韓国貿易協会(KITA)主催の懇談会において韓国企業17社(現代自動車、現代重工業等)の代表と会談。帰国後、ルゴ次期大統領は、本年10月乃至11月に、対パラグアイ投資に関心を持つ韓国企業家らがパラグアイを訪れるだろうと発言。。

 

(9)イスラエル

●6月5日、イスラエルを訪問中のフェデリコ・フランコ次期副大統領は、二国間関係強化のため大使館再開設を望む意向を示した(注:2002年にパラグアイは予算削減のため在イスラエル大使館を閉鎖し、後にイスラエルも在パラグアイ大使館を閉鎖)。

 

(10)ポルトガル

●5月10日、アマード・ポルトガル外相は当国を訪問し、ラミレス外相と会談。同会談で、現在の二国間関係の状況、ペルーで開催される第5回EU・ラテンアメリカ・カリブ首脳会議の議題について協議したほか、「貿易と投資に関する相互理解の覚書」の作成に署名。

 

(11)マルチ外交

●第5回中南米EUサミットへの出席

 5月15日~16日、ドゥアルテ大統領及びルゴ次期大統領はペルーを訪問し、「第5回中南米EUサミット」に出席した。またルゴ次期大統領は、マチャド・キューバ国家評議会第一副議長、モラレス・ボリビア大統領、コレア・エクアドル大統領、ルーラ・ブラジル大統領、ウリベ・コロンビア大統領、メルケル独首相、サパテロ西首相、バチェレ・チリ大統領、チャベス・ベネズエラ大統領、インスルサOAS事務局長、バロッソ欧州委員会委員長、モレノIBD総裁、ガルシア・ペルー大統領とも個別に会談。

 

(12)大統領就任式関連

●6月7日、リバス外務筆頭次官は、8月15日の大統領就任式に136カ国の首脳及び国際機関を招待した旨発表。

●6月18日、インスルサOAS事務局長はルゴ次期大統領の就任式に出席する旨表明。

 

 

3.要人往来

(1)来訪

5月7日、フェルナンデス・ウルグアイ外相

5月10日、アマード・ポルトガル外相(公式訪問)

 

 

(2)往訪

5月15日~16日、ドゥアルテ大統領及びルゴ次期大統領、ペルーへ

5月22日、ルゴ次期大統領、ウルグアイへ

5月30日~6月2日、ドゥアルテ大統領、アルゼンチンへ

6月1日~5日、ルゴ次期大統領、韓国へ

6月5日、フランコ次期副大統領、イスラエルへ

6月10日、ドゥアルテ大統領、ブラジルへ

6月14~15日、ドゥアルテ大統領およびルゴ次期大統領、ボリビアへ

6月15~17日、ルゴ次期大統領、エクアドルへ

6月17~18日、ルゴ次期大統領、ベネズエラへ

6月27日、ゴメス蔵相代行、アルゼンチンへ

6月30日、ドゥアルテ大統領、アルゼンチンへ(第35回メルコスール共同市場審議会(CMC)及び首脳会合)

 

(了)



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