あけましておめでとうございます。
昨年はなんといってもモーツァルト・イヤーで大盛り上がりでしたが、私が実際に人前で歌った曲は初期のミサ曲のソロとお下劣な歌詞のカノン(日本語訳で!)くらいでした。音楽裏街道を歩んでいますので(汗)。
ショスタコーヴィチのアニヴァーサリーもややマニアックに盛り上がりましたが、「森の歌(オリジナル詞!)」「バビ・ヤール」の合唱を本場ロシアのオケとやったのはいいとしても、なぜか「ジャズ組曲第1番」を歌う、という不可思議なこともやり、意外にツボにはまっています。
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さて、今年もシベリウス没後50年などのアニバーサリーがあります。
細かくやり出すとキリがないのでとりあえずかなりピッタリな数のものだけです。
(抜け、多少中途半端でも要注目なものなどあればご指摘下さい)
ツェルニー没後150年 1791-1857
エルガー生誕150年 1857-1934
グリーグ没後100年 18431907
シベリウス没後50年 1865-1957
コルンコルド没後50年 1897-1957
松平頼則生誕100年 1907-2001
ナンカロウ没後10年 1912-1997
しかし、私にとって最も重要なのがジョン・ケージでしょう。
ジョン・ケージ1912-1992
のようなオーストラリア兵のthelifeは何でしたか?
生誕95年、没後15年という中途半端なアニヴァーサリーではありますが、現代の作曲家でケージほど声のための作品を大量に作った人はいませんし、彼の中心的な作曲法である(演奏、作曲両面の)不確定性が、声の可能性を演奏家が主体となって引き出させるというところに大きな魅力を感じます。
前夜祭に近い感じで、「声のためのソロ2」を10日ほど前にやりましたが、すでにいくつかケージを演奏する企画があります。
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まず2月23日にケルンで「龍安寺」をやります。
そして4月22日に(東京で)ケージの無伴奏声楽作品ばかりをあつめたソロ・コンサートも企画していますが、こちらは曲目はまだ何も決まっていません。
「ソング・ブックス」「Music for One」「62 Mesostics Re Merce Cunningham」あたりから選ぶことになると思いますが、2時間くらいの枠だとあっという間に超えてしまうので選曲が大変です。
せっかくなので出来るだけ「退屈」なプログラミングができれば、と思います。
ついでに、6月10日(けやきホール)にはケージの師であるシェーンベルクの声楽作品を中心に集めたコンサートを大井浩明氏とのデュオで予定していて、現在曲目がほぼ固まってきていますが、大井氏のチャレンジャー魂が炸裂したかなり「てんこ盛り」な内容になっています。
前回、大井氏とやったときもシューベルト「冬の旅」、ケージ「冬の音楽」+「ソング・ブックス」をフォルテピアノでやるという無理矢理、無謀な企画だったのですが、今回はある意味それを超えてしまうかもしれません。
ということで今年も宜しくお願いします。
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